MockAPI.io を使って、誰でも無料で使える REST API を構築する方法

api

はじめに

前回ローカル環境にSpringを使ってRESTAPIを作成したが、MockAPI.ioというサービスを使うと誰でも使える[公開API]を無料で作成することができる。さっそくやってみよう!

作成

Step1 :MockAPI.io にアクセスしてアカウント登録


👉 https://mockapi.io/ にアクセス

「Getting Started」 をクリックし、

Google か GitHub アカウントでログインすれば OK(メール登録も可能)。

※ 無料

STEP 2:新しいプロジェクト(Workspace)を作成

  • 新しいプロジェクトを作成する
  • API名を入力
    • API Prefixは空欄でOK(URLにここで設定したPrefixを含めることができるようになる)
  • new Resourceボタンを押す
  • Resource nameにquotes
  • 既存のフィールドはid以外は削除
  • プラスボタンを押す
  • 以下の状態にする
    • Faker.jsと書いてある部分を押すと選択肢が出てるのでString

STEP3: 初期データ登録

  • 定義ができたので初期データを登録しよう
  • 以下のデータを入力してUpdateを押す
[
  {
    "id": "1",
    "jp": "ローマは一日にして成らず",
    "en": "Rome was not built in a day",
    "description": "大きな成果は時間をかけて築かれるという意味"
  },
  {
    "id": "2",
    "jp": "郷に入っては郷に従え",
    "en": "When in Rome, do as the Romans do",
    "description": "その土地の習慣に従うとうまくいくという意味"
  },
  {
    "id": "3",
    "jp": "笑う門には福来る",
    "en": "Fortune comes to a merry home",
    "description": "笑顔でいれば良いことが起きるという意味"
  }
]

動作確認

  1. GET 全件取得(ブラウザから)
    • https://{user_id}.mockapi.io/quotes
https://69368643f8dc350aff312a6c.mockapi.io/quotes

2. GET 1件取得

  • https://{user_id}.mockapi.io/quotes/{id}
https://69368643f8dc350aff312a6c.mockapi.io/quotes/1

3. POST(ターミナルから以下のコマンドを打つ)(user_idを置き換えること)

curl -X POST "https://69368643f8dc350aff312a6c.mockapi.io/quotes" \
  -H "Content-Type: application/json" \
  -d '{
        "jp": "失敗は成功の母",
        "en": "Failure is the mother of success",
        "description": "失敗が成功につながるという意味"
      }'

4. PUT

curl -X PUT "https://69368643f8dc350aff312a6c.mockapi.io/quotes/3" \
  -H "Content-Type: application/json" \
  -d '{
        "jp": "笑う門には福来る(更新版)",
        "en": "Fortune comes to a merry home (updated)",
        "description": "更新テストのため書き換えた内容"
      }'

5. DELETE

curl -X DELETE "https://69368643f8dc350aff312a6c.mockapi.io/quotes/3"

完成!

今回の記事では、REST API を自作するのとはまったく異なるアプローチとして、MockAPI.io を使って誰でも数分で API を公開できる方法を紹介しました。

実際に触ってみると、「あれ?なんで今まであんなに苦労してたんだ…?」と思うほどの手軽さで、CRUD の API が一瞬で完成してしまいます。

もちろん、実務で必要になる認証・バリデーション・トランザクション管理などは MockAPI ではまかなえません。

しかし 「とりあえず API が欲しい」「フロントだけ先に作りたい」「学習用の素材が必要」 という場面では、これ以上なく強力な味方になります。

ぜひ今回作ったエンドポイントを活用しながら、次のステップへ進んでみてください!

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