今回は受講生(A氏)作成のお題をコーディングしてみよう。言語はJavaだ。
ルール
最初に１枚のカードが表示される。(1~13のランダム)
次のカードが１枚目のカードより大きいか小さいかを予想する。
当てられたらwin。
実行例
1枚目のカードは3です。
さて次のカードこのカードより(High or Low) ?>>high
11
You Win!!1枚目のカードは4です。
さて次のカードこのカードより(High or Low) ?>>High
4
You Lose...仕様
○1が最小、13が最大と考えて良い
○同じ番号が出た場合は無条件でLose
解答作成
それでは処理を作成していこう。デスクトップにでもHighLow.javaを作成し、以下のように記述する
import java.util.*;
public class HighLow{
public static void main(String[] args){
}
}
java.utilパッケージのRandomもScannerも使うので上部でimportをしておくと記述が楽になる。
１枚目のカードをランダムに生成し、それを表示しよう。
import java.util.*;
public class HighLow{
public static void main(String[] args){
int card1 = new Random().nextInt(13)+1;
System.out.println("1枚目のカードは"+card1+"です。");
}
}
new Random().nextInt(13)とすることで0~12の値がランダムに一つ選ばれる。それに1を足すことで1~13というランダムな値を作成している。
次にユーザーの予想を受け取ろう。以下のように追記する
import java.util.*;
public class HighLow{
public static void main(String[] args){
int card1 = new Random().nextInt(13)+1;
System.out.println("1枚目のカードは"+card1+"です。");
System.out.print("さて次のカードこのカードより(High or Low) ?>>");
String ans = new Scanner(System.in).next();
int card2 = new Random().nextInt(13)+1;
System.out.println(card2);
}
}
String ans=new Scanner(System.in).next()
とすることで入力待ち状態で処理が止まり、ユーザーが入力した単語を受け取ることができる。今回ここではそれをansという変数に代入した。
その後に2枚目のカードをランダムに作成し、表示している。
続いて判定の部分を作成し、完成させよう。
import java.util.*;
public class HighLow{
public static void main(String[] args){
int card1 = new Random().nextInt(13)+1;
System.out.println("1枚目のカードは"+card1+"です。");
System.out.print("さて次のカードこのカードより(High or Low) ?>>");
String ans = new Scanner(System.in).next();
int card2 = new Random().nextInt(13)+1;
System.out.println(card2);
if(ans.equalsIgnoreCase("High") && card1 < card2 || ans.equalsIgnoreCase("Low") && card1 > card2){
System.out.println("You Win!!");
}else{
System.out.println("You Lose...");
}
}
}
if文を使って勝敗判定を行っている。
○文字列.equalsIgnoreCaseを使うと大文字、小文字の区別なく判定できる。今回でいうとHigh,high,HIGHなどがHighと等しいと判定する。
○&& と || を使うと複雑な条件式を作成することができる。
答えがHighかつ2枚目の方が大きい,または 答えがLowかつ2枚目の方が小さい
&&に部分を[かつ],||の部分を[または]と解釈するとわかりやすい。
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