イギリスでは小学校からプログラミングを教えている。
今後、多くの国でプログラミング教育が盛んになってくるだろう。
それは、そうだ。
なにせ、最近排出されている億万長者の多くはIT関連だし、実際すべての物事はIT技術抜きでは語れない世界になっているのだから。
日本でも最近やっとプログラミング教育の重要性が認識され始め、まだ民間レベルのお話だがスクールなどが盛り上がりを見せてきている。
近い未来、サッカーやピアノ、水泳、英語とかと同じように習い事としてプログラミングが当たり前になるだろう。
そこで、今回から何回かに分けて、お金をかけずにプログラミングが学べるサイトをとりあげていく。職業として、プログラミング言語を教えている私の視点も交えて紹介していけたらと思う。
まずは王様Googleの手がけているビジュアルプログラミングサイトだ。
(ビジュアルプログラミングとは、従来のテキストエディタで英文的にプログラミングをしていくのではなく、図形や記号を並べていってプログラムするものだ。
英語やタイプの必要ないため、小学生などがプログラミングを始めるのにはうってつけとなっている。)
○で囲われているところが学習項目だ。
まずは「迷路」をクリックしてみよう。
[画面説明]
①・・・ミッションや作ったプログラムを確認する画面。プログラムを実行ボタンで処理が始まる。今回のミッションはグーグルマップでおなじみのアイコンを目的地まで誘導することだ。
②・・・ここに命令ブロックがある。今回は3つのブロックがあるがこれを③にドラッグ&ドロップすることで命令を組み立てていける。
③・・・ここで命令ブロックをくっつけていく。パズルのピースみたいにくっつけられる所に持っていくとピタリと吸着する。
[実践]
では、さっそくやってみよう!
黄色いおじさんを目的地まで誘導するのにはどういうプログラムがよいであろうか?
前へすすむ・・・?
そうだ、おじさんは今右を向いている、そのまままっすぐ前に進めば到達出来そうだ。
ということで「まっすぐ進む」ブロックを②のエリアから③のエリアにドラッグ&ドロップして①エリアにある「プログラムを実行」ボタンを押してみよう!
ありゃ!?
途中で歩くのをやめてしまった・・・
どうやら「まっすぐ進む」ブロックは予定していた距離の半分ほど進むブロックだったようだ。
どうしよう・・・
!
そうだ、2回「まっすぐ進む」をすれば到着できるのではないか?
やってみよう。再び「まっすぐ進む」ブロックを②エリアから③エリアにドラッグして先程のブロックの下にピタリと吸着させる。
この状態にして、①エリアにある「リセット」ボタンを押して再び「プログラムを実行」を押してみる。
やったー!無事におじさんを目的地に誘導するプログラミングが出来た!!OKを押して次のミッションに進もう!!
Blockly Gamesではこのように指示の書いてあるブロックを並べてプログラミングしていく。
ミッション1で基本的な操作を学んだところでさっそく次に進もう!
[ミッション2]
さて、どうしてやろうものか・・・
最初はさきほどと同じく「まっすぐ進む」ブロックが良さそうだ。するとちょうど曲がり角まで進むであろう。
その後は角を曲がらなくてはならない。ここをどうするか・・・
で、②エリアの命令ブロックに目をやる。「左を向く」!
いいブロックがあるではないか。なるほど、ここで左を向いてその後また「まっすぐ進む」とよさそうだ。
その後、今度は右向いて、再びまっすぐ・・・
こんな感じに並べると良さそうだ。
さっそく「プログラムを実行」!
やったー!プログラムどおりにおじさんが動いて無事目的地まで到着できた。
ポイントは「おじさんの立場に立って行動を考える」と良さそうだね。
ということで第1回はここらへんでおしまい。続きはまた明日。
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